おすすめのシャンプー方法
はじめに |
髪や頭皮の汚れを落とすためにシャンプーをする…。当り前の事のようですが髪や頭皮の汚れを落とすためにみなさんもご自宅でシャンプーをしていると思います。毎日シャンプーをしているという方も多いと思います。 では、みなさんは普段どのような方法でシャンプーしてますか?「シャンプーに特別な方法なんてあるの?」とか「シャンプーなんて洗えば良いんでしょ?」と思っている方、それは大きな間違いです。 実はシャンプーこそが一番身近な、そして大切なヘアケアなのです。以下におすすめのシャンプー方法を紹介しておりますので、これを見て今日から是非、自宅で実践してみてください。 |
シャンプーの種類と選び方のポイント |
あなたは今使っているシャンプーに満足していますか? |
せっかく美容室でお気に入りのヘアスタイルをGETしても自宅で使うシャンプーが自分の髪質やヘアスタイルに合っていなければ、せっかくのヘアスタイルや髪のコンディションをキープすることが難しくなってしまいます。まずは、自分の今の髪の状態に合うシャンプーをセレクトしましょう! 一般的にシャンプーを含むヘアケア商品は、市販の物(スーパーやドラッグストアなどで販売されている物)とプロユースの物(美容室専売品)大きく分けるとこの2つに分けられます。 では、その2種類はどう違うのか? 市販の物の多くは「誰にでも合うシャンプー」に設定されています。全般的に洗浄力が高めで石油系の原料を多く使い、しなやかさを出しています。はっきり言って市販の物は安価であるが故に効果自体も?マークが付いてしまいます。 一方でプロユースの製品(美容室専売品)の特長は、『ヘアスタイルや髪質、髪のコンディション』に合わせることができる…それが市販の物との違いです。 そして、プロユースの製品は何かにこだわって作られています。例えばダメージヘアのケアを目的としたシャンプーや、軟毛の方でボリュームが欲しい場合はこのシャンプー、カラーリングをして乾燥毛の方にはこのシャンプー、敏感肌の方にはこのシャンプー、くせ毛で髪が広がりやすい方にはこのシャンプー…など、それぞれの悩みや希望するヘアスタイルに合わせてベストな選択をする事ができます。 髪の悩みや頭皮の悩み、理想のヘアスタイルは人それぞれだと思います。それなのに「誰にでも合うシャンプー」で良いのでしょうか?あなたも自分にピッタリのシャンプーを見つけてみませんか? 『ビューティーショップ フルール』では、様々な悩みや目的、ヘアスタイルに合わせたシャンプーを豊富に用意いたしました。その中から、あなたにピッタリのシャンプーを見つけていただけたらと思います。実際、自分に合ったプロユースのシャンプーを見つけると毎日のスタイリングのしやすさ、カラーリングの色持ち、手触り等を実感していただけると思います。 |
髪と頭皮を健やかで美しく保つためのシャンプー方法 |
さあ、ここからはいよいよシャンプー方法の説明をしていきたいと思います。 |
STEP1: プレシャワーリング(前流し) |
まず始めに、髪の毛をブラッシングしてください。頭皮の血行も良くなりますし、髪のからみも取る事ができます。髪がからみついたままシャンプーをすると髪に余分な力が加わってしまい髪を傷める原因になってしまいます。ブラッシングをする時は、地肌を強くこすりすぎないように注意してください。 そうしましたら次は、シャンプー前のすすぎ(前流し)をします。みなさんはこのシャンプー前のすすぎ(前流し)を「ただ髪を濡らせば良い。」といった程度の事だと思っていませんか? 実はこのシャンプー前のすすぎはとても大切で、この段階で髪や頭皮の汚れの約70%を落とす事ができるのです。また、その後のシャンプーの泡立ちも良くなって洗いやすくなるのでしっかりとすすぐ習慣をつけましょう。 コツとしては、たっぷりのお湯で、濡らすというよりも洗い流すような感じで行うと良いと思います。 |
STEP2: シャンプー |
最初にシャンプー剤を適量(500円玉くらいの大きさ)手に取り、手のひらで良く泡立てます。そうしましたら地肌、髪にシャンプー剤をなじませて、まず地肌をしっかり泡立たせます。(※注1) よく泡立ったところで地肌を約一分間マッサージしてみてください。地肌の汚れを取れやすくするだけではなく、とても気持ちが良いのでオススメです。 <POINT>地肌に指をあてて少し指圧しながら10円玉くらいの大きさの円を描くようにマッサージすると良いと思います。 その後は、いつものようにシャンプーしてください。 この時に気をつけていただきたいのは、爪をたてずに指の腹を使って頭皮を揉むようにやさしく洗うという事です。頭がカユくなりやすい方などは、つい爪を立てて強くこすりたくなってしまうと思いますが、爪を立てて洗うと頭皮を傷つけてトラブルの原因になってしまう事があるので注意が必要です。 (※注1) ヘアスプレーやワックスなどのスタイリング剤を使用している方は、一度目のシャンプーでの泡立ちが悪い場合があります。そうした場合には二度洗いする事をおすすめします。 |
STEP3: アフターシャワーリング(すすぎ) |
ここまでの手順で髪と頭皮をしっかりシャンプーした後は、シャンプー剤を落とすためのすすぎをするのですが、このすすぐという作業は実はとても重要な作業です。 なぜかというと、せっかくきちんとシャンプーして髪と頭皮の汚れをキレイに落とす事ができても、最後のすすぎがちゃんと出来ていなくてシャンプー剤が頭皮に残ってしまっていては、そのすすぎ残したシャンプー剤が逆に毛穴を詰まらせたり、頭皮のトラブルの原因になってしまう事があるからです。 いくらシャンプーに時間をかけてしっかり洗っても最後のすすぎが悪くてトラブルになってしまっては元も子もありません。たっぷりのお湯でゆっくり時間をかけて(大体2~3分くらいが目安です。)しっかりすすいでください。 |
突然ですが、ここでチェックポイントです。 |
シャンプー剤のすすぎまで終わった時点で、あなたの髪をさわってみてください。どのような状態になっているでしょうか? 普段はトリートメントやリンスなどで、ごまかしていますが、トリートメントやリンスをする前、すなわち、この段階での髪の状態があなた髪の本当の状態です。指通り、悪くありませんか? もし、この時点でツルっとした感触だという方は要注意です。普段、手触り感の良さを謳っている、油分(シリコン)を多く含んでいる市販のシャンプーを使っている方は、すすいだ後もツルっとした感じになっているかもしれません。 一見すると、とてもなめらかでしっとりとした仕上がりになっているので、これで良いと感じるかもしれませんが、実は違います。 本来、シャンプー剤は汚れを落とすことが目的の物なので、ヘアカラーやパーマなどでダメージを受けた状態の髪がシャンプーをしただけでツルツルの指通りになることはありません。 それでもなめらかな指通りになるということは、それだけシリコンなどの合成化合物が多く含まれているということなのです。この、シリコンなどの合成化合物は髪の質感をコントロールするためには必要な物なのですが、髪や頭皮の汚れを落とすという目的においては良くないもので、ひどい場合には頭皮に付着、残留して毛穴を詰まらせてしまうなどの悪影響が発生してしまう場合もあります。 ドラッグストアなどで売られているシャンプーは、てっとり早く感触をよくするためにシャンプーにもシリコンを使っているのですが、プロユース(美容室専売品)のシャンプーは本来の汚れを落とすという目的、頭皮に対する安全性に配慮して、シャンプーにはシリコン等の感触剤を使用しないのが一般的です。(※注2) ここで、もう一度、しっかりと理解していただきたいのは「シャンプーは汚れをしっかりと落とすもの」「髪の手触り感をつくるのはトリートメント」ということです。なので、安易に手触り感だけを求めてシャンプーを選ぶのではなく、自分の髪や頭皮の状態に合ったシャンプーを選んでください。 (※注2)トリートメントは感触を良くするための物なので、水溶性で頭皮に残留することが無いタイプのシリコン類を少しだけ配合しています。(もちろん、ノンシリコンのトリートメントも数多くあります。) |
STEP4: トリートメント(または、リンス、コンディショナー) |
STEP3でシャンプー剤をしっかりすすぐ事ができたら仕上げにトリートメントやリンスなどをつけます。さて、このトリートメント(または、リンス、コンディショナー)ですが、頭皮に対して何か特別な効果のある物以外は頭皮にはつけないようにしてください。頭皮に付着したトリートメント(または、リンス、コンディショナー)が不要な残留物となり、毛穴を詰まらせる原因となってしまう場合があります。(※注3) トリートメントは主に髪の中間から毛先のからまりやすい部分につけます。トリートメントの種類によっては時間を置いてから洗い流すとより効果的な物もありますので、それぞれの商品の使用方法および、使用上の注意を確認してからお使いください。 また、トリートメントとリンスはそれぞれ効果が異なりますので髪質や目的に合わせてお選びください。両方お持ちの方で、一緒に使用する場合は、トリートメント→リンスの順番で使う事をおすすめします。 以上の方法でトリートメントをした後は、シャンプー洗い流す時と同じように、たっぷりのお湯でしっかりすすいでください。 トリートメントはあまり流さず髪に少し残っているぐらいのほうが髪に対して効果的なのでは?と思っている方もいらっしゃるようですが、それは違います。 トリートメントは髪の内部に浸透して効果を発揮する物なのでしっかりすすいでもらってかまいません。逆にあまりすすがないで髪や頭皮に残ってしまうと、それがトラブルの原因となってしまいますので、しっかりすすぎ流してください。 (※注3) 頭皮に対して効果のある物は、使用方法や使用上の注意のところに「頭皮にもつける」などと但し書きがしてあると思います。 |
STEP5: ドライング(髪を乾かす) |
さあ、STEP1からSTEP4までの作業(シャンプーからトリートメントまでの作業)が終わったら最後の仕上げです。 まずは、タオルを使ってしっかり水気をふき取ります。(タオルドライ) この後、頭皮ケアなどに関心がある方はヘアトニック等をつけて頭皮をマッサージしましょう。あまり強くこすりすぎないようにやさしくマッサージするように心がけてください。 そうしましたら、ドライヤーなどを使用して髪をしっかりと乾かしていきます。まずは地肌そして髪へ、という順番で乾かしていくのがポイントです。しっかり乾かす事ができたら終了です。おつかれさまでした。 |
番外編: 髪の豆知識 |
髪には、キューティクルと呼ばれる魚のうろこのような形状の髪を保護している部分があります。そのキューティクルは濡れた状態では、とても弱く傷つきやすい状態になっています。 なので、髪が濡れたままの状態で寝てしまうと、枕などで押し付けられたり、擦れたりしてキューティクルがダメージを受けてしまう場合があります。それを防ぐためにも寝る前には、しっかり髪を乾かす事をおすすめします。 |
最後に |
以上、知っているようで意外と知らない「シャンプー方法」について書いてみました。参考になりましたでしょうか? 当たり前の事のようですが、誰でもシャンプーはすると思います。しかし、その方法を間違えていたのでは、いくら高価で良いシャンプー剤を使っていても、その効果を感じる事はできないかもしれません。 自分の髪と頭皮の状態に合ったシャンプーやトリートメントを選ぶ、しっかりと丁寧に髪を洗うという事は、あなたにとって一番身近なヘアケアの方法であり、また、ヘアケアの基本でもあります。大切な髪や頭皮を健やかに保つためにも、まずは自分に合ったシャンプーやトリートメントを選び、そして、正しい方法で髪を洗っていただけたらと思います。 いつまでも美しい髪でいたい… 『ビューティーショップ フルール』は、あなたのキレイになりたい気持ちを応援します。 |